色褪せない個性

皆様こんにちは、
草萠です(*^^*)

今日は時折雨がパラパラ降る谷中。
曇り空の日があるからこそ、
晴れた空の有り難さを感じることができるというもの。
どんより曇り空もなかな良いものです♪

数日前のことですが、
生徒さんから草萠が着ている着物を
「いいですね〜!」
とお褒めいただきました////
着ているモデルがアレなのに、恐縮です;;

生徒さんの年齢はバラバラ。
30代〜50代の方々ですが、
みなさん同じことをおっしゃるんです。

『草萠さんらしくて、似合ってます!』
『え、古着なんですか?現代物なのかと思いました』
と。

 

 

 

数年前に出会った、
鮮やかな緑色の御召。
おそらく数十年前のもので反物の状態で残っていました。
奇跡的にカビなどはなく、
長さも足りたのでマイサイズで仕立てていただくことができました。

大胆な立涌の縞柄。
モワレってしまっているのですが、
黒くて細い縞が立涌の隙間を埋めるように織られています。

 

数十年前、
恐らく着物が日常着だった頃のものだと思います。
『着物』が決して珍しいものではなく、
当たり前に身近にあった。
誰もが『今すぐ着られる1枚』を持っていた時代でしょう。

仕立て上がれば形は同じ。
だからこそ職人さんや販売店は、
美しさを、個性を競う。

もっともっと着物の世界が自由で、パワフルで、
お買い物する消費者側としてとても楽しい時代だったのだろうな〜。

 

 

インターネットや本が充実した現代。
着物の着こなしに対して、
『自分らしさ』よりも
『他人がどうやって着ているのか』ということに
重きを置いてしまう方が多いように感じます。

もちろんTPOは大切ですし、
そういった考えも決して悪くないことですが、
こうして数十年の時を経た着物を手に取り、纏うたびに思うのです。

“個性って色褪せないんだな”
と。

その“個性”にアンテナが反応する方にとっては、
古いからとか、
新しいからとか、
高いからとか、
安いからとか……全く関係ない。

着ている人の魅力、個性がより際立っているか、
それこそが一番大切なことなんじゃないかなと思います。

難しい知識やルールは置いといて(って着付け講師が言うべきじゃないかもですが)、
まず、
どんな風に着物を着たいのか
そこから考えてみると楽しいかもしれません(*^^*)

「私って何色が好きだっけ」
「私ってどんなスタイルに憧れていたっけ」
自分を見つめ直すきっかけを与えてくれた着物にとても感謝しています。

この日の羽織は単衣仕立て。
微妙な気温の時に重宝です♪
くすんだ色も、
うん、
私らしい、かな(笑)

 

 

それでは(*^^*)

 

草萠ミツ

 

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